バス運転者の労働時間削減に向けてあなたにできること、やってほしいこと
バスの運行は、周りの交通状況等に大きく左右されます。バスの運転者の労働環境は、国民の皆さまの協力によっても改善することができます。
バス(公共交通)を利用しましょう
通勤や通学にバスを利用することは道路渋滞の緩和に寄与します。定時性の確保は利用者の利便性向上、安全運行につながります。その結果、バス運転者の労働環境の改善にも寄与します。また、バスを利用することは、環境問題や地域の交通ネットワークの維持にもつながっています。
自動車運転者の皆さま(自家用車等)
● バスの発車時には、進行の妨げにならないようにしましょう。
- バス停から発車する際には、道を譲りましょう。バスの定時性の確保や車内の安全性向上につながります。
● バス停や駅前ロータリー等の乗降場付近には駐車しないようにしましょう。
- バス停付近や乗降場付近に駐車すると、バス停に正着するために時間がかかり、発車する際にも支障がでる場合があります。バス停に入れない場合、後続の渋滞につながります。
● 高速道路(PA・SA)や観光地等の大型車駐車場には、駐車しないようにしましょう。
- 大型駐車場は、バス(トラック)が改善基準告示を遵守するために休憩を行う場所になっています。その区画に駐車してしまうと、バス(トラック)運転者が休憩をとることができず、違反につながる可能性がありますので、該当車種以外は駐車しないようにしましょう。
バスを利用する皆さまへ
● 走り込みはやめて、バス停には時間的に余裕をもって到着しましょう。
- バスの発車直前に走り込みで乗車することは、バスの定時運行に支障がでます。少しの積み重ねが大きな遅れにつながりますので、時間に余裕をもって利用しましょう。
● 駅前ロータリーや折返場での駐停車時間は、運転手に必要な時間です。
- 駅前ロータリーや折返場で、バスが待機場所に停車したまま、発車直前までバス停に来ない場合があります。これは、改善基準告示で定められた運行離脱時間(休憩時間)であることがあります。バスの発車時間までバス停で待ちましょう。